うまげな話

オーディオと魚料理、さぬきうどんが好きな天邪鬼オヤジの日々

鮨舳

高松市瓦町の鮨舳に行って来ました。
最近はなかなか予約を取るのが難しく、約8カ月ぶりの訪問になりました。
改装後の新店舗にはもちろん、初めての訪問です。


店内での写真撮影はNGなんで、外観だけ。
入ってすぐに店内にはならず、待合のような空間と、広くキレイな
トイレがあります。さらに扉を開けるとカウンターが8席ほど。
以前、奥にあった座敷をなくして、カウンター廻りと厨房をより余裕のある空間にしたそうです。

おまかせでお願いしました。

①朝締めの鯛
②1日寝かした鯛
明石の鯛に慣れた僕には朝締めの鯛の方が、歯応えがあっていいです。
もちろん、1日寝かして、旨味を増した身も美味しいのですが。
③ぼたん海老
軽く漬けにしたものです。ねっとりとした甘みが広がります。
イクラ
小皿に酢飯を入れて上からたっぷりとイクラを乗せたスタイルです。
お店で筋子から丁寧につ漬けられているので、食感、香りが抜群です。
⑤鰆漬け
今年の鰆は当たりです。早い時期から脂が乗って、身の質もいいです。
鰆特有のにおいを感じさせることなく旨さだけを味わえます。
⑥ホッキ貝
軽く炙ってから握られました。甘みと磯の香が楽しめます。
⑦鰆昆布締め
鰆は何も手を加えず、そのままでも美味しいんですが、ひと手間加えると
さらに旨味が凝縮されます。
⑧剣先イカ
繊細な包丁入れで、甘みが増しています。歯応えとしっとり感のバランスも良し。
⑨しず
この時期には外せない瀬戸内の味。〆加減が絶妙で、しずのまったりした味が楽しめます。
⑩鮪赤身漬け
⑪鮪中トロ
赤身は国産生、中トロはボストンからの空輸
いつもながら、いい鮪を選ばれています。
⑫コハダ
江戸前の定番。やはりコハダは旨い!と改めて実感させられる出来栄え
⑬煮蛤
こちらの煮蛤の火入れ加減が僕は好きです、甘ダレとの相性もよく、幸せな気分にさせてくれます。
⑭秋刀魚
〆た秋刀魚に秋刀魚の肝ソースを乗せて提供されます。肝の苦味がアクセントになって、
大人の味わい。
⑮鰆皮目の炙り
これだけいい鰆だと、何回出されてもいいです。
腹身の脂の一番乗った部分の身を皮を付けたまま切って、炙ったものを握ってくれます。
とろけるような脂の甘さが堪りません。秋は鰆に限ります。
⑯ウニ
北海道産馬糞ウニ。甘くて、濃厚な味わい。
⑰焼穴子
⑱煮穴子
穴子の脂が乗ってきました。特に煮穴子はトロリと溶けて甘露の一言。
⑲ひよこ
江戸前の伝統的な仕事。茹で卵の黄身を取って、おぼろ状態にし、酢飯を加えて握ります。
本来は海老のおぼろを使うようですが、大将は卵の黄身を使っておぼろを作られています。
初めて食べましたが、これはなかなかイケます。

新店舗になり、ますますお客さんが増えているようで、基本的に2部制になっています。
お値段は以前とほとんど変わっていません。
基本的には凛とした雰囲気のお店ですが、大将と女将の人柄のなせる業か、終始緊張感が漂うお店ではなく、ゆったり寛げる時間が過ごせるお店です。