チャーリー・パーカー系のアルトであるルー・ドナがその独自性を発揮し始めたのがこのアルバムではないでしょうか?
時代と共にジャズが何やら小難しい方向に変化していく中、ブルース、ソウルの方向に接近していき、よりわかりやすい、ストレートな表現をしています。Herman Fosterのうねるような流れるピアノに乗せられて、軽快なフレーズを連発。Ray Barrettoのコンガも最初は多少の違和感があったのですが、次第に乗せられていきます。世間ではファンキー路線と言われるものですが、日本的に言うと、演歌調ジャズ路線とでもいうべきものでしょうか?気分爽快にしてくれるアルバムです。