うまげな話

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瓦町駅 夢の址

今から20年以上前、琴電瓦町駅は大規模な改築を行った。

その当時は高松築港から栗林公園駅花園駅まで高架にするという

壮大な計画であった。瓦町駅も高架駅になるはずであった。

しかし、琴電高松市の財政難で計画は縮小、そして中止となった。

瓦町駅周辺にはその形跡があります。

 

 

上の構内図は「常武鉄道建設記」さんのブログに書かれたものを使わせていただきました。

瓦町駅南からの写真

琴平線の線路です。駅は正面の1階がホーム、2階が改札です。

線路の上に屋根のようなものがありますね。

屋根の左側(西側)からの写真

階段の下あたりから東側を見ると

線路の向こう側にも屋根のようなものがあります。向こうは長尾線の線路ですね。

もう少し駅に近づきます。

手前の2本の線路が琴平線、奥の線路が長尾線です、それぞれ屋根があります。

西側の階段を上ります。

屋根の上はだだっ広い公園?のようになっています。

南の方を見ます。二手に分かれているのが見えるでしょうか。

右側が琴平線の屋根、左奥が長尾線の屋根ですね。

琴平線側です。結構続いてますね。

琴平線の屋根から長尾線を見ます。

長尾線側です。

右手奥に琴平線の屋根が見えますね。

長尾線の屋根は短いですが、屋根から下の見ると

待機中の電車と長尾線の線路が見えます。

駅ビルに使づいて南側から東側を見ます。

写真の一番奥の方に、わかりにくいですが、志度線の線路、改札の建物が見えます。

さらに進んで北側から駅ビルの東側を見ます。

瓦町駅の改札は矢印の方向です。

1階ホームから。左手ー長尾線、 右手2線ー琴平線を望む

駅ビルの設計が悪く、駅の東西が分断されています。繁華街は駅の西側な上に、

東側からは本当に進入しにくい構造になっているので、東側はほとんど利用されていないような感じです。

東側をさらに北に行くと

志度線の建物が見えました。

志度線も線路の上に公園があります。

やはり屋根があります。

写真左奥に見えないかもしれませんが、瓦町~片原町(琴平線長尾線共用)の踏切があります。

線路上の屋根はすべて高架計画の址なんでしょうね。

しかし、中途半端に中止され、ますます琴電は使いにくくなりました。

特に琴平線長尾線から志度線への乗り換えはホントに面倒です。2階をそこそこ歩いて、最後に1階に下りるんです。

以前の地上駅の時はすべての路線が同じ場所にあって、使いやすかったですね。

高松築港駅もJR高松駅と離れたままで、乗り継ぎに手間がかかります。

これでは鉄道利用者は減る一方です。

 

高松市は「コンパクトシティ構想」を謳いながら、結局はクルマ優先の街づくりしか考えていません。

news.railway-pressnet.com

 

話は変わりますが、香川県は日本で一番面積が小さい県です。

人口密度は全国9位です。

コンパクトに過ごせる地域に住む人の割合は低くないと思いますが、クルマ依存度は高いようです。

県民は徒歩5分の距離でもクルマに乗るといった話を聞いたこともあります。

運動不足のゆえか、成人病を患っている県民も多いという意見もあります。

そして大変残念なことですが、人口あたりの交通事故の死者数が全国1位になったこともあります。そして現在でも上位にあります。

運転マナーの悪さも自他ともに認めるところです。

道路行政もあまりにはクルマ優先で、交通弱者のことを考慮しているとは言いにくい状態です。

琴電の高架化が進まなくて困るのはクルマの渋滞だけのようですね。

琴電をもっと利用しやすくして、人に優しいコンパクトシティを目指すのが本来の道かと思います。