うまげな話

オーディオと魚料理、さぬきうどんが好きな天邪鬼オヤジの日々

鮨舳

2月に予約した時は豪雪で交通がストップし、素材が確保できず、営業できないとのお電話を
頂きました。この時期、ただでさえ魚の種類が少なく、時化も多いので、材料の確保は大変です。
3月再び予約して訪問しました。カウンター7席のみのお店です。ご夫婦で切り盛りされています。


僕は「鮨のおまかせ」、家内は「鮨とアテのおまかせ」でした。
ガリがセットされ、始まります。

「鮨のおまかせ」の内容は
甘カレイ

そろそろカレイに季節です。少し早いですが、季節の先取りです。清涼感ある味わい。
オコゼ(3日寝かせて熟成)

熟成させることにより、歯応えと旨味の塩梅がいい感じになっています。
コハダ

いいコハダですね。〆加減も絶妙
鰆昆布締め

脂が乗り切った鰆を上手く昆布〆されています。鰆特有のにおいも消え、旨味だけが残っています。
赤貝

赤貝ひも

香川県産の赤貝です。肉厚で、香りがいいです。
アコウ(10日寝かせて熟成) 

熟成させて、アコウの甘み、旨味、そしてまろやかな脂を引き出していました。感心しました。  
煮蛤

ハリイカ

本ミル

岡山産の本ミルです。歯応えと旨味と磯の香りのバランスがパーフェクトです・
中トロ

イカナゴ(釜揚げしたものを桜でスモーク)

桜の香りがイカナゴに移り、まさに春の味わい
マグロすき身

ちゃりこ(小鯛)

丁寧な仕事が光る一品。僕の好物です。
牡蠣

牡蠣を甘辛く煮たものを握ってくれましたが、牡蠣の旨味が濃厚でたまりません。三豊産の牡蠣です。
鰆皮目の棒寿司

鰆の皮目(といっても結構身がついていますが)を炙り、の棒寿司」にしたものです。脂がよく乗った鰆の一番美味しい部分を食べられる一品でした。


紫雲丹

粒子が大き目の割に口どけが抜群で、さらりとした中に濃厚さがあります。
穴子

玉子

以上20貫でした。
家内が頼んだ「鮨とアテのおまかせ」は鮨が何品か少なくなり、代わりに次のようなアテが出されていました。
甘ガレイ造り

イカ

赤貝造り

本ミル炙り

ボラのからすみ

相変わらずの丁寧な仕事ぶりで、鮨に対する真摯な姿勢と創意工夫には頭が下がります。
30代の大将は日々上を目指して、精進されている印象があります。
今後もこのペースで長く営業してもらいたいお店です。カウンター7席のみですので、予約は必須です。
ちなみにこの日のおまかせは13000円でした。