うまげな話

オーディオと魚料理、さぬきうどんが好きな天邪鬼オヤジの日々

鮨舳(すしとも)

高松で本格的江戸前寿司を出すお店と聞いて訪問してみました。

カウンター7席のみ。若い店主と奥さんの2人で切り盛りされています。


アテと握りのおまかせ(10500円)をお願いしました。
甘カレイの昆布締め

歯応え、旨味ともに文句なしです。


〆サバ


薬味(ネギに味をつけたもの)をサバの身にはさんであります。
ブリの漬け

脂の乗ったブリです。漬けにすることにより、生臭さが完全になくなり、甘みが引き立ちます。
コハダ

スルメイカの塩辛

旨味十分です。
サンマの海苔巻き

軽く〆たサンマと紫蘇の葉、ガリを海苔で巻いたもの。いいバランスで唸りました。
ヒメチ

瀬戸内の小魚。手間がすべてです。
鮪赤身

中トロ

味が濃いです。赤酢の酢メシです。
サゴシのタタキ

藁焼です。スモークされたような香りが付いて、サゴシ特有の臭いがなくなっています。
バフンウニ


嫁さんはアテで、僕は寿司で頂きました。文句なしの旨さです。
剣先イカ

穴子

濃厚なタレが旨いです。とろける味わい。
玉子

すべての料理に店主の創意工夫が光ります。難をいえば、シャリは小ぶりで、好みなんですが、少なくともこの日のシャリは僕の好みからすると、乾燥して、固めに感じました。それと酢で〆るものはもう少し強めに〆てもいいのではないかと思いました。量はそんなに多くはないので、中高年にはちょうどいいです(笑)。奥さんの丁寧な接客ぶりもよく、客との距離感も好感が持てるものでした。店主は30代前半と思います。今後さらに腕を上げていくことと思います。楽しみなお店が1つ増えました。