うまげな話

オーディオと魚料理、さぬきうどんが好きな天邪鬼オヤジの日々

味どころ 撰 その87

高松市木太町の「味どころ 撰」に行ってきました。

付き出し (1人前の写真です)

焼いた鱧、揚げ、各種薬味の入った酢の物。実に本格的なプロの仕事です。

 

コーンスープ (1人前の写真です)

とうもろこしの甘さ、旨さが味わえます。オリーブオイルがいいアクセントになっています。

お造り(2人前の写真です)

蛸、ハリイカ、3日寝かしたアコウ(右上)、一塩したショウサイふぐ(左上)

ショウサイふぐが旨味たっぷりで、実に美味。アコウも寝かして旨味がアップしています。蛸は実にいい塩梅の茹で加減。肉厚のハリイカも甘いです。

 

鱚の炭火焼(1人前の写真です)

いい型の地物のキスをじっくりと炭火で焼かれています。

ふっくらして、味が濃く、いい鱚ですね。

 

天ぷら(1人前の写真です)

鱧、紫人参、オクラ

鱧はふっくらして、ジューシーです。紫人参は太くて、ほっこり甘いですね。

やはりプロの天ぷらは旨い。

 

メバル煮付(1人前の写真です)

よく太った、いい型の黒メバルです。身はしっとりとして、味が濃く、香りもよかったですね。実にいいメバルです。こちらの大将のメバルの目利き、煮付の味付けは抜群ですね。

 

穴子炭火焼(1人前の写真です)

じっくりと炭火で焼いた穴子スダチ、薬味の入った大根おろしをかけたものです。

穴子はふっくらして、じんわりと脂の旨味を感じます。そして大根おろしの爽やかさが

実に効果的でした。

 

茗荷の味噌汁(1人前の写真です)

贅沢にアコウから取った出汁の味噌汁です。たっぷりの茗荷がまたよく合います。

 

真竹素麺(1人前の写真です)

やはりプロの真竹素麺は旨いですね。基本の出汁がしっかりしているのはもちろんですが、真竹の良さを生かしています。

 

果物(1人前の写真です)

あんずの甘さにびっくりしました。大将は常に果物も、いいものを仕入れられています。

 

最近は瀬戸内の魚がホントに少なくなって、魚の仕入れにも苦労されているようです。

それでも懇意にしている魚屋との信頼関係で、いい素材を入手されています。

僕のような素人が購入できる魚とは質が違いますね。

それを大将の優れた技で調理するわけですから、当然のように、ハイクオリティです。

また、自分の店のことだけでなく、漁業関係者、鮮魚店など食材を提供するすべての人の現況、将来を配慮して、お付き合いをされています。

僕も鮮魚店からもこちらの大将に対する高い評価を聞いています。

食をトータルにとらえて、人との関係を重視し、お店を運営されている大将の姿勢には頭が下がります。