この日は店外までの行列もほとんどなく、久しぶりに食べられました。
「かけ小」に「揚げ」を追加。
ぶれることのない麺と出汁ですね。少し断面が長方形で、しなやかで喉越しのいい麺、
滋味深い出汁。これだけの人気店になっても味をしっかり守っています。
店舗を増やしたり、拡大することもなく、家族経営であることが味を守れている秘訣かもしれません。
また、GWなどの連休中も近所迷惑を考えて、休業されています。これもまた昔から変わらぬうどんを守るためだと思います。
観光客のマナーに対して近隣からの苦情が多くて、閉店したお店もあるくらいですからね。
ところで、僕はたいていこちらでは「店内」のテーブルで食べます。
店内の飲食スペースが圧倒的に狭いためか、青空の下、うどんを食べるのが美味しいと情緒的な発想がマスコミ等によっても発信されていますが、店内に座って食べる方がもちろん美味しいです。ただなかなか店内で食べるのは難しいですし、人込みを考えると躊躇する場合も多いですね。
話は変わりますが、連休中には人気店で長い行列ができているのに、感覚的にはうどん店の数は減ってきているような気がします。後継者が不足しているんですね。
早朝からの仕込み、きつい肉体労働、といった側面が避けられているんでしょうねか。
そして、一部の人気店を除いては利益も少ないと聞きます。
最近新規開店するうどん店は「地元のチェーン店」が多いですね。
実にさみしいことです。
かなり昔の映像です。