イカナゴの成魚のことを「ふるせ」と呼びます。
生後1年以上、できれば2~3年ものが美味しいです。
魚好きの人は「ふるせ」を好む人が多いようです。
近年のイカナゴ不足のため、明石近辺では「ふるせ」を禁漁にしていましたが、
明石を離れているので、今年はどうなっているかわかりません。
香川県では禁漁になっていません。香川から新子やふるせを兵庫県に送っている
という話も聞きます。明石周辺がイカナゴを獲りすぎたために瀬戸内の生態系が
狂ってしまっています。マスコミも「くぎ煮」を煽りすぎです。
普段魚をあまり料理しない人まで、この時期新子を追い求めます。
消費者ももっと考えるべき時です。
余計な話が長くなりました。
「河西鮮魚店」にふるせのいいものがあれば引いてもらうように頼んでいました。
今日、見つけてくれました。近年では一番いい型でした。大将ありがとうございます。
まずはシンプルに塩焼
魚焼きグリルの網の上にアルミホイルを敷いて焼きます。
焼いている最中も脂がパチパチ撥ねる音がしました。
ふるせは脂が乗っていて、自分の出す脂がアルミホイルにたまり、あたかも唐揚げのように香ばしく焼き上がります。最高ですね。
明日は天ぷらにします。[
こぶりですが、珍しいので即決しました。
2尾は造りに、2尾は唐揚げにしました。
小ぶりですし、時期的にも身の色が飴色とまではなりませんが、
アブラメらしい旨味、甘みを堪能できました。皮も旨いですよ。
唐揚げにすると、身の旨味が一層強くなります。しっとりとした身はさすがの味わいです。やはり瀬戸内を代表する旨い魚ですね。堪能しました。