うまげな話

オーディオと魚料理、さぬきうどんが好きな天邪鬼オヤジの日々

「味どころ 撰」 その33

今年の猛暑はこたえますね。パワー注入に「味どころ 撰」に行ってきました。
付き出し(1人前の写真です)

あこうの造り(2人前の写真です)
 
夏の瀬戸内を代表する高級魚。歯応えと上品な旨みがいいですね。
メバル塩焼き(1人前の写真です)

この時期の黒メバルは特に塩焼きに限ります。程よい脂の乗りと、身の味わいが絶品。
大将のメバルを選ぶ眼力にはいつも脱帽です。明石のメバルは鮮度は抜群ですが、         これほど身の旨味と質の良い脂の乗りのメバルの塩焼きには出会えません。
鱧鍋(2人前の写真です)

贅沢に松茸とともに頂きます。いいコンビですね。鱧はあまり火を通しすぎないことが
美味しくいただくポイントです。大将の見事な包丁さばきで調理された鱧がまずいわけがないです。
鍋の具材の自家製豆腐も美味ですよ。
マナガツオフライ(1人前の写真です)

大将お気に入りの調理法。白みそとマヨネーズのソースとの相性抜群。
冷たいアサリの出汁の素麺(1人前の写真です)

能書きなしに旨いです。アサリの旨みがよく出ています。中華料理の手法も取り入れておられるようです。旨さに衝撃を受けて、思わず調理方法をその場で聞きました。
果物(1人前の写真です)

今回も楽しませていただきました。そして勉強になりました。
大将は伝統的な和食の基本を重視する料理人ではありますが、より素材の持ち味を生かす調理法があれば、和食というジャンルにこだわらない柔軟さを併せもたれています。
このあたりは魚の豊富な瀬戸内海女木島のご出身であることと無関係ではないように思えます。
そしてC/Pの高さは申し分なく、敷居が高いお店でもないので、誰にでも安心してお薦めできます。
事前に予約されることを強くお薦めします。
http://bisyu.com/sen/