うまげな話

オーディオと魚料理、さぬきうどんが好きな天邪鬼オヤジの日々

CLIFFORD BROWN AND MAX ROACH AT BASIN STREET

実は始めてシビれたモダン・ジャズのレコードがこのアルバムでした。当時はジャズのレコードは5〜6枚しか持っていなかったのですが、このアルバムを聴いてから、一気にコレクションが増えていきました。当時はマーキュリーレーベルのセカンドでしたが、その後エマーシーレーベルのオリジナルを購入しました。やはり音の鮮度が一枚上です。

さたこのアルバムですが、ランドに代わり、ロリンズがテナーとして入った豪華版で、凝った編曲がなされています。特に"Love Is A Many Splendored Thing"は理屈抜きにカッコ良く聴こえました。当時「これこそがジャズなんだ」と心酔していました。今となっては、"What Is This Thing Called Love" と " I'll Remember April" は何だか、どちらがどちらなのか分かりにくいのが難点ですが。ついでといっては失礼ですが、ピアノのリッチー・パウエルがこのアルバムではこれまで以上に活躍しているのも貴重ではないかなと思います。