日本の人口がさらに減少しているようだ。
選挙目当ての「少子化対策」が叫ばれそうだ。
子育て世代が経済的に大変な原因はいつも言っているように
雇用の不安定さである。
小泉、竹中路線で断行された「派遣」、「非正規」といった制度によって若者が
将来像を描きにくくなった。
企業が人件費を固定化しなくてもいいように、いつでも「首切り」ができる制度を作り、「派遣会社」という仲介業者を創設して、さらに搾取した結果である。
「小泉・竹中体制」という政治家も悪いが、短期的な利益に目が眩んで、このような悪しき制度に便乗した経済界の責任も重い。
竹中平蔵氏の考え(例えばベーシックインカム)を支持する与党、野党の政党・政治家はいまだにいるようで、そのような政治家は与野党を問わず、私は絶対信用しない。
また、こんな制度の影響か、経営側の力が強くなり、労働者側の力が弱くなった気がする。
そんなことを考えていたら「ビッグモーター」のニュースだ。
こういう経営者を生む現代の「企業風土・労使関係」について、改めて考え直す必要がある。