先日「河西鮮魚店」の大将からも伺った話ですが、
どうも「鰆の真子」の売れ行きがよくないようです。
4月下旬の「まちマルシェきむら」では
大ぶりの真子が売れ残って、価格を下げていますね。
その理由は「プリン体」のようです。
魚卵はコレステロール、プリン体が多いとの風評のためだそうです。
これはどうでしょうか。
近年、「糖質」とか、「プリン体」とかが食品等の宣伝の中でよく使われます。
ダイエットは体形維持を謳う企業も同様ですね。
米食がダメとか、炭水化物がダメとかもよく言ってますね。
なぜか日本人が長年培ってきた食文化を否定する傾向があります。
米食をする人が若い人を中心に減ってきているようです。
戦後、アメリカによる学校給食へのパンの導入を思い起こさせます。
日本は食料自給率が極端に低く、これ以上食材を外国に依存することは
何としても避けるべきです。ウクライナ危機で、小麦の価格が高騰していることでも明らかです。日本は軍事力以前に食料で外国に支配されてしまいます。
だからこそ、米食、魚食が大切です。
どうも近年の傾向は日本の食料自給率をさらに下げることによって、経済的、政治的に利益を得る勢力による誘導を感じてしまいます。
我々国民も国内の生産者を支えるため、多少高価でも国産品を買うことによって、食料自給率を改善させることに間接的に協力したいものです。
昔と比べると、携帯電話、パソコン、クルマなどに多額の費用をかけて、食費にかける費用の割合が減っているのではないでしょうか。
今一度、我々の食に対する姿勢を見直す必要があると思います。