土曜日に高松市上之町、琴電三条駅のすぐ西の河西鮮魚に行ってきました。
この日もいろいろな魚が並んでいました。
手前の「白甘鯛」に目が釘付けになりました。
さほど大きな型ではないですが、これは珍しい!おまけに安いです。
聞くと、愛媛県産の1本釣りとのこと。
これは買わないわけにはいきませんね。
自分で調理したかったので、このままで買いました。
さて、持ち帰ってまな板の上に
旨そうですね。
しかし、まず鱗を包丁で丁寧に取ります。身が柔らかいので、注意が必要です。
頭を落とします。
おっと、1本釣りの証、釣り針が出てきました。
指に刺さったら大変です。
片身は塩10分、酢20分で軽く〆ました。
皮を引くのにちょっと苦労して、見栄えが悪くなっています。
旨味と程よい脂が乗って、さすが白甘鯛!
残りは塩焼に
上品な甘み、脂がたまりません。頭の中のゼラチン質まで旨い!
塩焼を食べた後は潮汁に
甘鯛の旨味だけを味わうため、あえて何も薬味を入れてません。
潮汁としては最強ではないでしょうか?天然鯛も脱帽です。
「河西鮮魚」に行くと「渡り蟹」に目が行きます。
こちらは活けの渡り蟹を店内で湯掻いて、身を取って、甲羅に詰めていただけます。
こんなサービスをしてくれるお店を僕は他に知りません。
この日もお願いしました。
メスですよ。
卵もたっぷり。
サイズと時期によりますが、この個体で1100円でした!
これは生の価格としても安いですよ。
手間賃を考えると、信じられないバーゲンプライスです。
料理屋なら、ここまでしたら、5000円位取られますよ。
僕も自分で同じように料理するんですが、身の取り方が下手で、時間がかかる上に、
一つ一つの身が小さくなってしまいます。
「カマスの刺身」も旨そうで、買ってみました。
トロっとした身で、美味しかったですよ。
小豆島産のアジも買いました。
1尾100円!でもいい形してます。
包丁を入れたとたんに、「これはイケる」と思いました。
開いて、塩をして約5時間。
上質な脂と、ほっこりした身が旨い!これまたお買い得!
土曜日、日曜日と2日にわたって楽しめました。
こちらのお店は大将の魚に対する想いが品揃えに表れています。
また、すべてにおいて丁寧さが光ります。
例えば、買った魚を袋に入れてくれる時の氷の入れ方一つをとっても、
他の鮮魚店とは違います。実際にいろいろな鮮魚店に行かないとわからないと
思いますが、氷を置く位置というか、魚への氷の当て方にまで
しっかり配慮されています。
家庭で美味しい魚を食べるために最適のお店と思います。