うまげな話

オーディオと魚料理、さぬきうどんが好きな天邪鬼オヤジの日々

柳川

実は僕は観音寺の出身でも、香川県の出身でもありません。しかし、観音寺を訪れるといつもその街並みや空気に郷愁を感じてしまいます。

時代に取り残されたような狭い路地が入り組み、街全体が映画のロケ地のようなこの街で旨いうどんを提供し続けているのがこの「柳川うどん」です。周辺道路が狭く、麺もあまり県外客に受けないタイプなので、ブームの中、さほど混雑することはありません。


伊吹島のイリコを使った、甘めの出汁に、喉ごしの良い、ほどよいコシの細麺が抜群の相性です。僕はたいていはこの熱い「かけ」を注文します。夏にはザルもお薦めです。つけ出しも、もちろん甘めですが、これが結構くせになります。
この「柳川うどん」、雑誌などでは「一般店」のように分類されていますが、お店の裏は立派な製麺所です。あえてブームのセルフにすることもなく、誠実な仕事ぶりには本当に頭の下がる思いです。