うまげな話

オーディオと魚料理、さぬきうどんが好きな天邪鬼オヤジの日々

古い奴だとお思いでしょうが・・・

今では忘れかけられているレーザーディスク。LDがAVの中心だった頃、今ほどAVは世間に広く普及していなかったが、その分マニアックで、より重厚で、審美的な姿勢で取り組んでいたような気がする。お手軽VHSに対抗して、利便性、経済性は劣るが、そのことがかえって求道者的なムードを醸し出していた感さえする。しかしパソコンと親和性の強いDVD時代になってからはまさに軽薄短小、ひたすら利便性と経済性を重視し、せこいレンタル&コピーに精を出す世界に堕落してしまった。VHSユーザーがそのままDVDを飲み込んだ感がある。ブルーレイか何か知らないが、次々生まれる新フォーマット。とてもついていけません。それにしてもLDはそんなに悪かったんでしょうか?テレシネをはじめとするソフト制作の過程が今と違って粗雑で、LD本来の画質になっていなかったソフトが多かったという気がします。いかにもアナログらしいですが。その証拠にLD末期のソフトの画質はホントに素晴らしかった。輸入盤の画質も素晴らしかった。音声はPCMで未だにドルビーデジタルを確実に上回る。いつもながら懐古主義の僕だが、もちろんDVDプレーヤーも、ソフトも持ってますが、いまだに大切に使っているパイオニアのLD専用機 HLD-X9 。いつまでも頑張ってくれよ。