そして現在。
AVと言えば、昨今はボカシの入ったビデオ(これはこれで悪くないが)と誤解されるが、僕にとってはAudio Visualである。
引越し先の部屋ではあくまでもPure Audio(あまり好きな言葉ではない)がメインで、スクリーンとプロジェクターを効率よく設置するスペースがなく、映画鑑賞についてはかなり悩んだ。
その結果65型の液晶テレビを導入した。価格は20万円台前半と実に安くなっていた。
現在のAVシステム
スピーカーはヤフオクで落札した Victor SX500spirit である。
この時代のVictorのスピーカーはなかなか素晴らしい。アルニコマグネットを使用して、音に張りと芯がある。ちなみにリビングのオーディオセットのスピーカーは
Yamaha NS-1Classic である。これまたアルニコマグネットを使った製品。
アナログ系映像機器
上のパナソニック製のDVDレコーダーと真ん中のパイオニア製のDVDレコーダーは
アナログ映像時代からデジタル映像時代への橋渡し的な時代の製品で、手放せない。
そして最後に買ったLDプレーヤー PIONEER HLD-X9
重厚でオーディオマインドが溢れた映像機器である。今も時折レーザーディスクをたのしんでいる。
デジタル系映像機器
上から SONYのリージョンフリーBD/DVDプレーヤー
30年代~50年代のミュージカル映画が好きなんで、ソフトはどうしても輸入盤に頼らざるをえないため必須である。
真ん中は パイオニアの BD/DVDプレーヤー。アナログ音声出力があるところがパイオニアの矜持で、思わず購入した。しかし調子は悪い。
一番下はパナソニックのBD/DVDレコーダー。BS放送の録画に使っている。
パナソニックの右にあるのが引越し後に購入したマランツの廉価版AVアンプ(4,5万くらいだったかな)。
AVアンプは買うつもりはなかったが、液晶テレビの入力がデジタルのHDMIばかりで、アナログビデオ入力が1系統しかない。それも言い訳程度の陳腐な入力である。上の写真のデジタル系の映像機器も音声、映像ともにデジタル出力のみなんで、セレクター代わりとして購入した。SX500Spiritには申し訳ないレベルのアンプである。
かつてはヤマハのDSP内蔵AVアンプを愛用していたが、あの時代のAVアンプ比べると現在の普及版AVアンプの音質ははお粗末である。ドルビーデジタルのせいであろう。
ドルビーデジタルはCDやLDに使われていたPCM方式とは違って圧縮音声である。DVDという小さな容量の中に映像、マルチチャンネル音声を収録するんだから仕方ないが。私見では厳密な意味での音質はCD、LDに劣ると言わざるを得ない。
僕は昔のミュージカルや50年代から60年代の日本映画(特に時代劇)が大好きなんで、モノラル音声、ステレオ音声の映画のみである、本来は上質なアナログ2chアンプを使用したかったが、プレーヤーの出力、テレビの入力端子が対応していない。
その後2chでもAVも楽しめるステレオアンプがでてきた。
マランツの NR1200、STEREO70s には興味がある。
https://www.marantz.com/ja-jp/product/av-receivers/nr1200
https://www.marantz.com/ja-jp/product/av-receivers/stereo70s
どうしたものか。
デジタル機器、フォーマットは次々と変化し、昔のものが使えなくなる。
特に映像系では顕著だ。しかしながら音声系も安心していられない。
結局安全なのは アナログレコード だけだったようだ。