うまげな話

オーディオと魚料理、さぬきうどんが好きな天邪鬼オヤジの日々

LET IT BE / BEATLES

何を今さらの有名アルバム。もしかしたらビートルズのジャケットの中では、日本で一番露出が多いジャケットではないでしょうか?もちろん"LET IT BE"という曲自体の知名度もかなりの上位に食い込んでくると思いますが。



一般的な知名度とは裏腹にファンの間での評価は今ひとつな感かあります。
崩壊しかけのグループにあって、ひとり張り切っているポールとしらけた雰囲気の他の3名という構図は同名の映画を見ても明らかですね。
フィル・スペクターによる音作りにも賛否両論というか、批判的なファンが多いですね。
フィル・スペクターによる「厚化粧」を取り除いたアルバムが後に発売されるくらいですから。さらに、アルバムジャケットにふと目をやると、あのグリン・ジョーンズの名前があります。
さて、久しぶりに針を落としてみました。おそらく、UK Original盤と思いますが。
先入観がありますから、ポールと他の3人の温度差を感じてしまいますが、それでも気付いたことは「リンゴのドラムがいいなあ」ということです。けだるい雰囲気の中、要所をしめています。とりわけ"I ME MINE"のドラムはドラマティックでいいですね。ビートルズサウンドにおけるリンゴのドラムスの重要さについては常々感じていたのですが。たまにポールがドラムを叩いた曲がありますが、やはり、なんというか、もの足りませんよね。それと意外とジョンが大らかに演奏し、歌っていると感じました。最後にジョージですが、実はジョージが一番白けていたというか、次のことを考えていたんだろうなと思いました。以上改めてアルバムを聴いて、感じたことです。