うまげな話

オーディオと魚料理、さぬきうどんが好きな天邪鬼オヤジの日々

Rubber Soul 5連発 リマスター発売記念

いやはや、世間ではビートルズのリマスターCDがえらい話題になってます。マスコミもこぞってニュースで取り上げてました。NHKなんて、普段あれだけメーカー名を隠すわりに、このリマスター盤についてはEMIから宣伝費でももらってるんかいな?というほどの熱心な報道ぶり。"I SAW HER STANDING THERE" の冒頭の Paul の " One, two..." というカウント部分を新旧のCDで比較して放送していたのには笑ってしまった。本当にマスコミが吹聴するほどいいのかな?と新しいものに懐疑的な小生ですが、聴いてみなければ分からんと思い、ステレオ盤を3枚買ってみた。しかし、モノがボックスでしか買えないばかりか、価格もステレオボックスより3枚少ないのに5000円ほど高いとは何事だ!EMIのマニアの足元を見た商法には腹が立つ。

(1) Remaster CD 左 (2) 従来の CD 右

(3) Yellow Parlophone MONO

(4) Yellow Parlophone STEREO

(5) Mobile Fidelity LP

(1)は(2)と比べると個々の楽器の音色、質感、音の分離は向上しています。ただマスコミが吹聴するほどの違いがあるのかというと??ですね。そこそこの装置があれば(2)でも十分ではないでしょうか?(1)は(5)と全体的なサウンドが似通っている気がしました。Hi-fi基調のキレイな音といったところでしょうか。同じステレオではやはり(4)は迫力と力感、音の広がりに優れており、時には大雑把と思える箇所もあるのですが、音の分離、音色も申し分なく、CDでは味わえないものがあります。(3)はエネルギーの塊そのもので、ビートルズがロックバンドであることを再認識させてくれます。ただ、CDとLPは優劣というより、あくまでも別の世界であり、各々が自分の好みで選択すればいいだけの話だと思います。僕はもちろんLP派なんですが。
以上、あくまでウチの装置で短時間聴いただけの全く個人的感想なんで、信憑性はまるでありません。
価格を考えると(1)はお買い得かな(ちなみに1890円)。ただ僕はそろえる気は全くありません。
それにしても結構試聴は疲れた。頭の中を "DRIVE MY CAR"がぐるぐる回ってます。