うまげな話

オーディオと魚料理、さぬきうどんが好きな天邪鬼オヤジの日々

SHELTER

JBL LANCER101 + JBL SA600 のシステムで使用中のカートリッジは SHELTER Model 501 Type Ⅱです。


SME 3009Ⅱに装着しています。この501Ⅱは現代のカートリッジに求められる解像度、情報量を持ちながら、それでいて先鋭的過ぎず、どこか落ち着いた、懐かしさをおぼえるサウンドを再生してくれます。ヴィンテージ党の方にも違和感なく受け入れられる現代カートリッジだと思います。構造もオーソドックスで、出力も0,4mVと実に使い易く作られています。もちろん古い録音から、現代の録音までジャンルを問わず、高いレベルの再生が可能です。このようなさりげない高音質再生は設計者小澤安生氏のこだわりを表に出さない人柄のなせる業ではないでしょうか?
また、これを受けるMCトランスは純正コンビとも言える Model 411 Type Ⅱを使用しています。

もちろん他のトランス、例えば我が家ではFRT-4でも素晴らしいサウンドを聴かせてくれます。それどころか、FRT-4の方が一聴すると、骨太のサウンドを聴かせます。しかし、長く聴き込んでいくと、411 Type Ⅱとのコンビは黄金の中庸というべき優れたバランスを持っており、これこそ設計者小澤氏のねらっているサウンドではないかと思います。トランスは時々変えるのですが、やはり純正の411 Type Ⅱに戻ってしまいます。
このSHELTER というブランドはモデルチェンジが少なく、価格も良心的で、こだわりを巧みに隠したいぶし銀のような存在だと思います。僕も15年以上の付き合いになります。