うまげな話

オーディオと魚料理、さぬきうどんが好きな天邪鬼オヤジの日々

やまと

琴電林道駅のすぐ近く、昭和の雰囲気を残した街並みに自然と溶け込んだ「やまと」。研究熱心な大将が様々なメニューを開発しています。この日は「つけうどん」を食べました。

冷やした麺を熱いつけ出汁につけて食べるという珍しい組み合わせです。この「やまと」多くのTVに取り上げられてきた割には混雑しません。味がよくないどころか、かなりの実力で、わざわざ人気店で並ぶ必要性を感じません。場所がわかりにくいのか、昔の通りでクルマの通行量が少ないのか、理由はわかりません。ご夫婦で仲睦まじく営業されています。中味がギッシリつまったような麺は特筆すべき出来ばえです。この日は大将とゆっくり話しができました。オーストラリアの干ばつで小麦粉の品質が悪く、多くのうどん屋が苦労されているようです。大将のうどんに対する真摯で、かつ謙虚な姿勢が伺えました。県外の人も「やまと」のような地味な実力店を盛り上げていってほしいと思います。
話は変わりますが、「さぬきうどん」は継続的に食べ続けていくと、最初は「釜揚げ」、「しょうゆ」、「ぶっかけ」こそがさぬきうどんで、腰の強さだけや、出来立ちのうどんだけに価値を見出していても、やがて自分の好みに変化が起きて、安定期に入ると、自分の本当の嗜好がわかるだけでなく、いろいろなお店の良さがわかってきます。是非多くの「さぬきうどん」のお店を応援して頂きたいと思います。ブームの中、いろんな事情で閉店していくお店が多いのも隠れた事実です。できれば宿泊して夜の香川のグルメも楽しんでいただき、香川県全体を応援していただきたいと思います。