うまげな話

オーディオと魚料理、さぬきうどんが好きな天邪鬼オヤジの日々

忠臣蔵3連発

季節外れのエントリーですが、こう暑いと、エアコンの効いた部屋で安心して身を任せられる映画などを鑑賞するのも一興です。日本映画の黄金期である1950〜60年代には、時代劇の大作が年末年始の時期などによく製作されていました。いわゆる「オールスター顔見世映画」なんですが、「忠臣蔵」、「清水次郎長」、「水戸黄門」などが代表的題材でした。そもそも観客はストーリーは分っているので、スター俳優たちの演技というか、個々のスターが有名な役どころをどのように演じるか、あるいはスター同士の個性のぶつかり合いといったところを楽しむ映画であったような気がします。特に東映は多数のスター俳優を擁していました。千恵蔵、右太衛門の両御大を始め、錦之助大川橋蔵、大友柳太郎、月形龍之介大河内伝次郎、東千代之助、言い出したら枚挙にいとまがありません。大物映画スターの登場に皆がわくわくしていた古き良き時代でした。最近は大物と言える俳優があまりいませんね。プロ野球のオールスターにわくわくしないのと何か似たところがあります。