広島の私鉄「広島電鉄」は広島の街にすっかり溶け込んでいる。
昭和50年代、路面電車は過去の遺物として各都市で廃止された。
広電は廃止された都市の車両を譲り受け、路面電車を走らせ続けた。
市街地を走る電車はまさに「動く博物館」であった。中には海外からの
車両もあったように記憶している。
その後、環境意識の高まりとともに路面電車が見直され、新型車両も次々と導入されて、路面電車廃止の動きはなくなったようである。
それどころか、現在進行中の「広島駅前再開発」では広電の広島駅前乗り場が駅ビルの2階になるとのこと。JR,、新幹線との連絡がよりスムーズになり、広島駅前から稲荷町までのルートが変更されるようです。
この再開発は2025年の春に完成するようです。楽しみですね。
今回は1日乗り放題切符を利用して広電に乗りました。
広島港(宇品)電停のようす。
最新式の車両が入線しました。
車内の様子
京都市電の車両も現役として稼働中ですよ。
宇品電停付近からは瀬戸内海が望めます。
対岸のマンションがある左の方の防波堤によくバイクで行って、一服していたのを思い出します。当時はマンションなどい大きな建物はなかったです。
日赤病院前(かつての広島大学前)電停付近
広電西広島(己斐)電停
広電西広島(己斐)までが路面電車で、広電西広島から宮島口までは通常の軌道です。
昔は「広島港」、「西広島」とは呼ばずに「宇品」、「己斐」と呼んでいたんですよ。
時代の流れにさらされながらも廃れることなく、より現代的になりながら、昔の名残も残している「広電」の経営姿勢に敬意を表したくなりました。