うまげな話

オーディオと魚料理、さぬきうどんが好きな天邪鬼オヤジの日々

うどん店を守ろう!

小麦、燃料費をはじめ、諸物価の高騰で香川県のうどん店も経営が大変です。

そもそも、香川のうどん店は低価格で、客単価も低いので、原材料費の値上げの

影響は大きいです。

当然のように値上げをしないとお店を継続できません。

しかしながら、値上げをすると客が離れてしまうことがよくあるそうです。

そうなると値上げをしなくても、値上げをしても、店をたたむしかないという状況に

なる場合があるようです。

とりわけお店の経営者が高齢の場合は「そこまでして店を続ける必要はない」と廃業

するケースも多いですね。綾南町の「松岡」のような人気店でも、事情はわかりませんが、値上げするより廃業を選ばれていました。

とにかく香川県のうどん店は低価格で、早朝から身体を酷使しての重労働ですが、

もうけが少なく、「コンビニにレジを打っている方が金になる」といった発言も耳にしたことがあります。

後継者がいないお店も多く、釜をはじめ、調理器具がダメになった機会に廃業される店もありましたね。

物価の高騰、高齢化、後継者不足がうどん店の存続をおびやかしています。

我々地元の客は多少の値上げは受け入れて、うどん店を応援することが大事だと思います。長きにわたって、美味しいものを安く提供し続けてもらっているんですから、

うどん店、特に、なじみのお店の決断を尊重しましょう!「うどん店」は香川の文化であり、誇りです。「安ければいい」といった安直なものではないはずです。

まず地元の人間がうどん店を守っていきましょう!

 

また観光客の皆さんにも協力できることは多くあります。(地元客も注意しましょう)

・必ず一人につき、一杯のうどんを注文する。複数人で一杯のうどんを食べるようなせこいことをしない。複数のお店で「シェア禁止」の張り紙があるということは、それだけお店が困っているんですよ。

・うどんを食べたらサッと店から出ること。大人数で座席を占拠し、大声でしゃべる団体をよく見かけます。

・小さな子供を連れてくるなとまでは言いませんが、小さな子供連れは店の回転を悪くします。また客が熱い出汁を自分で入れたり、熱いうどんを客が持ち歩くセルフの店では子供がうろうろすると大変危険です。

混雑しているセルフ形式のうどん店に小学生以下の子供を連れてくることは考えものです。

・駐車違反をしない。駐車中にエンジンかけっ放しのようなマナー違反をしない。行列中に大声でしゃべらない、このような振る舞いのせいで、近隣から苦情が出て、廃業したお店もあります。

・最後に論外ですが、香川県のうどん店は「性善説」が基本です。自分が食べたものを最後に自己申告する店も多いです。時々安く自己申告する輩がいるそうです。これはマナー違反ではなく、犯罪です。