当方のメインスピーカーは JBLC34
10年近い付き合いになります。
それをドライブするアンプは JBL SG520(pre) + JBL SE400S(main)の組み合わせ。
それに予備として JBL SA660(premain)があります。
SA660はたまに繋ぎ変えて使用しますが、いかんせん面倒で、使用する機会が少なくなっています。
SA660に繋ぎっぱなしのレコードプレーヤーのELAC Miracord10Hも同様に使用機会が減ってきています。
オーディオ機器は使用しないと故障しやすくなるので、
できるだけSA660とMiracord10Hの使用機会を増やすために導入したのが、
LUXMAN AS-55
オーディオセレクターです。アンプ3台とスピーカー1セット、
アンプ1台とスピーカー3セットの組み合わせができます。
セレクターという余計な接点を増やすことに否定的な意見は多いですが、オーディオ機器で接点を言い出したらキリがないというのが僕の考えです。ストレートな伝送に拘るあまりにアンプからトーンコントロールやバランスコントロールをなくす動きがありますが、どうなんでしょうか? 部屋の特製や様々な要素が複雑に絡みあっているので、ストレートな伝送で「いい音」が得られるものではないと考えています。
とはいっても、我が家のメインシステムですから、念のため信頼できるLUXMANのセレクターの上級機種を選びました。
もっともはるかに安いAS-5Ⅲも十分納得できる音質だということはわかっていました。
しかしながら、上級機種を導入することで精神的に万全を期しました。
結線しました。
3.7kgの重量があって、配線してもビクともしません。
外観も高級感があって、所有する喜びがありますね。
セレクターは少し重めですが、しっかりしており、信頼感があります。
SPケーブル端子もじっかりしており、間隔も余裕があって、配線がしやすいです。
よく考えられていますね。
さて、肝心の音ですが、鳴らしはじめは、線が細めかなと思いましたが、
鳴らし込んでいくうちに、音に厚みが出てきました。アンプが暖まったこともあるんでしょうが、半日後には十分いい感じになってきました。
それどころが、中低音がセレクターを経由していないストレートな配線の時より、厚みが出てきました。あたかも我が家のシステムに「ラックストーン」が加わった感じがします。通電する必要もないセレクターであってもラックスマンらしさが感じられたことは驚きでした。