高松市田町のジャズ喫茶「アップタウン」。
前回お邪魔した時のコーヒーの旨さと音の良さが
印象的で、2回目の訪問を決行しました。
今回は座る場所をマスターに指定されました。他にお客さんはいません。
めんくい(以下「め」) 「コーヒーお願いします」
マスター(以下「ま」) 「...」
大きめのおしぼりと水が置かれる
ほどなくコーヒーが運ばれる。
め 「あの~、リクエストとかはダメなんですか?」
ま 「あればできるよ。あればね。」(リクエストしたレコードがあればという意味)
め 「エリントンの "HIFI UPTOWN" 聴きたいんですが…」
ま 「あれは夜に聴くレコードで朝から聴くもんじゃない」
訪問時間は2時半でしたが。
このお店の店名の由来にもなっている Duke Ellington の「HIFI Ellington UP TOWN」は僕の大好きなレコードである。おまけにちらりと前回お店の中でジャケットを目にしていたので、万全のリクエストですが、あえなく撃沈。
CDでピアノトリオがかけられていた。いい感じだった。タバコに火をつけて、かけられているCDを楽しむことにした。
マスターは前回と同じように、立ったり、座ったり、レコード棚を触ったりしていた。
その間にお店の中を撮ってみた。暗いので、ピントが合っていない。
マスター、勝手に写真を撮ってすいませんm(__)m
ちょっと怖くて言い出せなかった。
右のほうにマスターの指定席があります。
カウンターの内側にレコードプレーヤーが2台あります。
写真右奥にも大量のレコードがあります。
囲んだ部分が左スピーカー。右側はピアノの後ろに隠れています。ただし、075ツイーターだけは見えます。スピーカーシステムは JBL D130+075 おそらくネットワークはN2400
エンクロージャーは 4530BKではないでしょうか。シングルウーファのバックロードホーン方式ですね。
CDが終わり、何やら針先がレコードをトレースする音が・・・
何と! HIFI UP TOWNのA面1曲目「Skin Deep」が爆音で!!!
め 「ありがとうございます!!」
感謝の声が聞こえたかどうかは不明
A1 Skin Deep
Louis Bellsonのバスドラの威力をこれでもかと聞かせます。
A2 The Mooche
Jimmy Hamiltonのふくよかなクラリネットに包まれます。
A3 Take the "A" Train
後半の Paul Gonsalves の疾走するテナーに酔います。
どの曲もしっかりした土台(低音)に支えられた素晴らしいサウンドでした。
マスター、ありがとうございました!またお邪魔します。
帰宅して、同じレコードを聴いてみる。
スピード感、中高音の切れの良さはあるんだが、低音がやはり弱く感じる。
40年にわたって鳴らしジャズを続けられ、マスター好みの音に進化していったスピーカーはやはりスゴイですね。大音量でもうるさくないですし。
いやいやいい勉強になりました。