アナログレコードを楽しむ上での厄介な小物がシェルリード線です。
シェルとカートリッジという極めて短い距離を4本の細い線で繋ぐわけですが、
接続に苦労することも多いですね。
まずは線材によってはたいへん曲がりにくいものがある。
線材両端のチップの径が狭すぎて、広げる必要があったり、
逆に広すぎて、ラジペンで狭める必要があったり、挙句の果てに
狭め過ぎて、入らなくなったり。
そうしているうちにチップと線材が切れてしまったりと、
不器用な人間には困りものです。
おまけに最近は高音質をうたった製品が増えて、価格も高騰しています。
僕はオーディオクラフト製のリード線CW-05(現在絶版)、4セットほどまだ予備を持ってます。
オーディオクラフトの一番安いAT6101などを使ってきました。
ヤフオクで探してみると、ヴィンテージ線材を使ったものが、それなりの高額で出品されています。
そんな中で、比較的安価(1000円台)で出品されている方を発見し、
注文したのが 「ビンテージの真骨頂! WesternElectric 1890年代 シェルリード線」
でした。現在 Shure M44C茶カモメに使用中です。
これがなかなかいい音質で、僕の好みに合いました。そして、何よりも接続しやすく、
作りも丁寧なのが気に入りました。
そして、予備として、2種類の違う線材のリード線も注文しました。
まだ未聴ですが、作り手の音の好みが最初のリード線で何となくわかったので、
さして心配していません。「音は人なり」ですから。