うまげな話

オーディオと魚料理、さぬきうどんが好きな天邪鬼オヤジの日々

鮨 ささ倉

夕方に晩御飯を食べにふらりと立ち寄りました。

狭い店内は先客でいっぱいでした(とは言っても3人ですが)ので、
屋外のカウンターに座って、店内の大将と相対させて頂きました。
普通の「握り」と穴子棒寿司を食べました。
キャリアの長い大将の仕事ぶりはリズミカルで、手早く、
惚れ惚れします。ひとつひとつの動作に無駄がなく、
見ていても気持ちがいいものです。接客も敷居の高さは一切なく、
テンポよく、こちらの話に合わせて頂きました。狭いお店ですが、
居心地がいいんです。
さて、価格設定とお店の規模から、予約なしで高額な食材を
仕入れることは困難ですが、大将の腕でそれをカバーされています。
並みの「握り」(1100円)でもさすがの仕事ぶりです。
改めて、鮨とは何かを考えさせられます。

穴子棒寿司は他の明石の高級店に全く引けをとらないどころか、
改めて仕事の確かさに感心する素晴らしい味でした。

大将と明石の鮨屋事情、魚屋事情について、いろいろ話をさせて頂きました。
大将の魚に対する真摯な姿勢を感じ取れました。
気軽に本格的な鮨を楽しめるお店です。最近はこのようなお手軽価格で本格的な
プロの鮨を食べられるところが少なくなってしまいました。
これからもマイペースで続けて頂きたいと思います。