うまげな話

オーディオと魚料理、さぬきうどんが好きな天邪鬼オヤジの日々

一とく

このところ、宴会利用が続いていました。
2階の座敷がたいへん居心地がいいんです。
久しぶりにプライベートで利用させてもらいました。
お任せで、店主と相談しながらお願いしました。

付き出し

飯蛸の季節になりました
ハゲの造り


肝ポン酢の濃厚な旨さはたまりません。
ハゲも淡泊さだけでなく、身に力強さと味があります。
ハゲの煮付

造りをとった残りの部分を煮付にしてもらいました。
透明な出汁ですが、上品な味付けが施されています。
最後は蕎麦湯よろしく、肝ポン酢を出汁に入れて飲み干しました。
穴子煮付

絶妙の味付けに感心しました。
小鯛の干物

家でもよく作るのですが、やはりプロの仕事は一味違います。
香りと身のふっくら感が秀逸です。
目板ガレイ唐揚げ


骨まですべて食べられます
渡り蟹の焼物

濃厚なカニみそと卵を味わいます。
蟹飯

渡り蟹を使った蟹飯です。
土鍋で炊き上げます。いい塩梅の味付けで、
蟹の風味を楽しめます。
粕汁

大ぶりの具材が入っています。いい味付けです。
写真には入っていませんが、漬物もうまいですよ。
果物

こちらは創業半世紀を超える明石の老舗割烹です。
長年地元の名士に愛されてきたお店です。
店主と女将である店主の母の家庭的経営です。
女将が受け継いできたこのお店のDNAともいうべき、
お店の雰囲気、調理法、味付けは確実に現店主に引き継がれています。
それは店主の繊細で上品な料理の中に感じとれます。
また、単に伝統を受け継ぐだけではなく、独自の料理作り、お店作りにも
取り組まれているのがわかります。まさに温故知新の仕事ぶりです。
店主と店主を見守る名物女将の創り出すまったりした雰囲気と明石の魚料理は
初めて訪問される客にとっても心地よく、ゆったりした時間を楽しめる
ことと思います。