トワ・エ・モアと同時期のデュオです。ハンサムなヒデとイタリア娘のロザンナの二人です。
ジャンルとしてはやはり歌謡曲になると思います。イタリア人と日本人のデュオですが、西洋的な感じはあまりせず、日本的な雰囲気です。ロザンナの歌声が印象的ですね。当時の歌手でいうと、日吉ミミや梶芽衣子を彷彿させます。
彼らのデビュー曲は「愛の軌跡」ですが、当初、この曲はB面だったようで、途中から「愛の奇跡」の評判がいいので、A面に変更したようですが、レコードの歌詞の位置を見ると、当初B面だったということが伺えます。
普通はA面の歌詞が左側ですよね。
さて、彼らの最大のヒットが「愛は傷つきやすく」です。オリコン１位になり、その年の紅白にも出場しました。橋本淳作詞、中村泰二作曲の名曲で、僕は日本歌謡界の金字塔だと思っています。コーラスをずらして唄う部分からサビにかけては鳥肌ものですね。
レコードは無難にまとまっていますが、ライブ映像では楽曲の構成を変えて、よりドラマティックに、
情熱的に唄い上げています。ロザンナがまた可愛いですね。
紅白での歌唱も見事です。ロザンナの嬉しそうな表情が子供心にも印象的でした。
