うまげな話

オーディオと魚料理、さぬきうどんが好きな天邪鬼オヤジの日々

江洋軒

明石駅から南に向う銀座通りから東に入ったすぐのところにある「江洋軒」。
「明石菊水桜町本店」の近くにあります。お好み焼きの「朝日」とともに昭和の香りを色濃く残す明石の文化財的存在です。明石ではデジカメを携帯していることが少なく、古い携帯電話で撮った写真です。写りが悪いのはご容赦下さい。

さて、決してきれいなお店ではありません。テーブルとイスがキチキチに配置されていて、
窮屈です。キレイな服を着て行く店ではありません。体格が大きすぎる人は苦しいです。
メニューは「中華」、「焼き」。「ワンタン」しかありません。
僕は「中華」を頼んでから、時間差で「焼き」を注文します。
いかにも昔の「夜鳴き」の雰囲気を漂わせた「中華そば」です。具は少ないし、麺が取り立てておいしいわけでもないです。スープはホッとさせてくれる味です。これでいいんです、
しみじみ落ち着く1杯です。

「焼き」は太麺が特長です。うどんにたとえるなら、香川県琴平の「おがわ」のうどんより太く、丸亀の「中村」の麺よりほんの少し細いと言えば、香川県の人にしかわかりませんね?
まあ、そういうことです。このモッチリした太い麺に濃い目のソースが絡みます。
これまた具材はほとんどないといっていいくらいです。でも、これでいいんです。

「中華」も「焼き」も値上がりしたとはいえ、400円です。両方食べて800円。決して今風の味ではないですが、これで懐かしい味を楽しめれば安いものです。