うまげな話

オーディオと魚料理、さぬきうどんが好きな天邪鬼オヤジの日々

銀波亭

高松市の中心街から少し離れた花園町にある「銀波亭」。しょっちゅう店の前を通ってはいたんですが、なかなか踏み切れず、このたびようやく訪問できました。

珍しい鴨料理専門店です。旅館のような雰囲気があって、受付、会計は二階のフロントのようなところでします。

2人であっても個室に案内されました。
というか、個室しかないように思えます。

予約をしておくのがいいようです。部屋に入るとすでに鍋の用意がされていました。
鍋の作法が書いてある紙が置いてありました。

瀬戸物の人形が置いてありました。

開けてみると、付き出しが入ってました。

竜田揚げは普通のおいしさです。
次に、タタキが運ばれてきました。

たたきは旨かったですね。サラダ仕立てです。
いよいよ真打の鴨鍋。


でも、最初の鴨団子とネギは仲居さんが入れてくれました。

ロース肉はしゃぶしゃぶのように余り火を通し過ぎないのがポイントのようです。
指示に従って食べてみました。旨い!ありきたりの表現をすると「クセがない」。
普段、お店で鴨肉を買って、家で鍋にしたものとは違います。
肉の旨味が伝わってきます。脂身もいい感じでした。鴨団子もあっさりした味わいの中に鴨の旨味を感じました。


最後の締めはうどん。すでに厨房で茹でてあります。出汁の中にしばらく泳がせます。

生卵に絡めていただきます。


いやいや旨い。ところで、こちらの麺はあの「山越」のもの。「山越」が今のように有名になる前からのお付き合いだそうです。
なかなかお目が高い。今でも配達してくれるようです。
また鴨も山越の近くから運んでくるようです。
麺は「山越」で出されているものよりは気持ち細めです。山越とは違い、大きな釜で茹でていないので多少エッジが落ちてますが、味はしっかり「山越」です。
実は同じ日の朝、山越でうどんを食べているので自信を持って言えます。
鴨の出汁と卵が絡んで、ズルズルいけます。
最後の果物

このコースで1人3700円。日本酒1合とおそらくサービス料等がかかっているのでしょう、総額2人で10270円でした。
個室だから仕方ないですが、サービス料がなければ、さらによかったんですが。