うまげな話

オーディオと魚料理、さぬきうどんが好きな天邪鬼オヤジの日々

461 OCEAN BOULEVARD / ERIC CLAPTON

Derek And The Dominos 解散後ドラッグで苦しんでいたクラプトンの復帰作。
マイアミの明るい日差しの中、新グループを結成したクラプトンがレイドバックしたサウンドを聞かせます。この頃からクラプトンの音楽に対する嗅覚が鋭くなっていった気がします。クラプトンが手がけることが、世界の他のミュージシャンに影響を与えたり、新たなミュージシャンに脚光を浴びせたりするという現象が出てきました。


このアルバムでは、"I Shot The Sheriff"を取り上げ、レゲエをメジャーな音楽にしたと思います。もっとも僕が思うこのアルバムの真価は"I Can't Hold Out"や"Steady Rollin' Man"のような渋めのブルースナンバーではないかと思います。ギターを弾きまくっているわけではないですが、じんわりと響いてきます。またアコースティックなナンバーも聞かせます。そしてDuane Allmanの影響を受けたと思われるスライドギター、ドブロもいいですね。初めてこのアルバムを購入した高校入学の頃は地味なアルバムで、Cream時代に比べるともの足りないなという印象でしたが、歳を重ねてその価値がわかってきた気がします。昔は日本盤で聴いてましたが、今はUKオリジナル盤です。