まだまだ暑いですね。撮りだめした写真から涼しげなものを。
円座の「マルタニ」は僕のお気に入りのお店の一つです。時流に流されず、淡々と変わらぬ姿勢で旨いうどんを出してくれます。本当の製麺所ですから、簡単には麺を変えられませんし。
「冷やし」を注文しました。
それと「ちらし寿司」。
こちらの「ちらし」は旨いですね。「本物」の味がします。本物といえば、最近はロボットが握った「トロ○○」とか、「○○トロ」といった握りを出す、回る寿司店が人気で、子供たちはその手の寿司を食べて育っています。本来、本格的「握り」は高価なもので、子供がトロはもちろん、高価な寿司を食べる必要はないと思います。大人が子供に家庭で本物の「ちらし」や「いなり」を作ることなく、ロボットが握った寿司を食べさせています。これは食文化の伝承、味覚の形成という観点からすると、危機的状況です。子供たちが「本物」がわからなくなってしまう。僕が自分で普通の寿司屋に行けるようになったのは就職してからです。本格的寿司屋に活けるようになったのは３０代になってからです。それまでは「ちらし」や「いなり」、「巻き物」で育ってきました。改めて食文化について考える必要があると思います。
話が大きくそれました。家で「ちらし」を作れないなら、こちらの「ちらし」でも食べさせてやって欲しいと思います。天ぷら、そしてもちろん「うどん」も「本物」です。
http://www.shikoku-np.co.jp/udon/shop/647
