高松市木太町、琴電林道駅のすぐ南にある「やまと製麺所」。昭和の「うどん食堂」の風情を残す実力店です。
周囲の通りも再開発から取り残され、道路も決して広くありません。向えにあるスーパー「マルナカ」もいかにもひと昔前のレイアウトの店内です。クルマ社会に慣れた人には窮屈かもしれませんが、僕にはホント懐かしく、ほっとする環境です。厨房も広くなく、お品書きも手作り感があります。
「ひやかけ」を注文しました。しっかりとした腰、ギッシリと小麦がつまったような密度感、滑り過ぎない程よい滑らかさ、これぞ時代に迎合せず、手間ひまをかけたうどんです。出汁もしっかりしています。
この「やまと製麺所」は変わったメニューが注目されて、マスコミによく登場しました。しかし、立地がよくないせいか、行列ができる人気店にはなっていません。「かけ」のような基本メニューの実力の高さを知ってもらいたいと思います。
そして、クルマで行きにくいとか横着をせず、是非ホンモノのさぬきうどんを味わってほしいと思います。