うまげな話

オーディオと魚料理、さぬきうどんが好きな天邪鬼オヤジの日々

THE CAT WALK / DONALD BYRD

全く個人的な感想で、専門的なことはわかりませんが、ドナルド・バードは超絶技巧の持主という感じはしないのですが、常にエネルギッシュで、躍動感溢れるプレイを聴かせてくれるプレーヤーです。特に、ペッパー・アダムス、デューク・ピアソンとの演奏が好きです。
このアルバムでは、ドラムスとしてレギュラーのレックス・ハンフリーズに代わって、フィリー・ジョーが参加していることが特筆されます。従来よりもドラムスが全面に出てきて、迫力あるサウンドに仕上がっています。B面の"CUTE"では、Basie Band のソニー・ペインの羽根の生えたような軽やかで、リズミカルかつダイナミックな演奏に対して、重厚で力強く、たたみかけるような迫力満点のフィリーの演奏といった感じで、なかなか興味深い比較ができます。
( BLUE NOTE Original )