うまげな話

オーディオと魚料理、さぬきうどんが好きな天邪鬼オヤジの日々

アナログバイブル

kenmihoさんのブログにも書かせてもらったんですが、このたび発売されたアナログバイブルにはがっかり。評論の質が低いです。高額商品ばかりを持ち上げ、メーカーの広告塔にしかなっていないとさせ感じてしまいます。それと比べると1996年発売のアナログバイブルの方が良かったですね。

長島達夫さんの押し付けがましさのない、示唆に富むコメントが好きでした。

そして96年版アナログバイブルの中心である朝沼予史宏さん。朝沼さんには本当に影響を受けました。ロクサン、ノッティンガムのプレーヤーを使ったことがあるのも、もろに彼の影響です。現在使用しているトーレンスTD124MKⅡもそうです。ロック、ポップスを擁護し、クラシック偏重のオーディオの世界の垣根を低くしようと努力されていたように感じました。多くのオーディオ評論が基本的にロック、ポップスをバカにしているから、オーディオが衰退するんですよ。「375で岩崎宏美を聴いてどこが悪い!」と言いたいですね。
また朝沼さんは新しいアナログを使用し、賛美する一方で、ビンテージアナログにも敬意をはらっていたバランスのとれた評論家でもあったような気がします。

その他にもBasieの菅原さん、今回のアナログバイブルの中心?である小原さんの記事もありました。小原さんは外見は変わりましたが、書いてる中味はあまりかわりませんが。
とにかく、96年版のほうが読み応えがありました。