うまげな話

オーディオと魚料理、さぬきうどんが好きな天邪鬼オヤジの日々

マランツ7(復刻ですが)登場(オーディオ遍歴3)

当然のごとく、アンプも Made in UK の Musical Fidelity のセパレートなんか使ってました。そんな時、うどん巡りの最中に、今はなき高松市丸亀町商店街の名店「糸瀬ステレオセンター」に立ち寄ると、何と、マランツ7と8Bの復刻が家電量販店のごとく積まれていた。30%オフのバーゲンセール中であった。昔手が届かなかった美女が突然向こうから微笑みかけてきた気がした。しかし、小生は冷静であった。「そんないい女がオレに近づくわけはないやん。」と自己分析し、その場をしのいだ。だが、「据え膳食わぬは何とやら・・」美女に対する悶々とした気持ちは収まらない。全身が煩悩の塊となってきた。ついに電話を取った
「あの〜、マランツ7の復刻なんですが・・」
「あー、もう全部売れちゃったよ。」
「そっ、そうですか・・・・」
時すでに遅し。よくある話である。こうなると欲情を抑えられないのが悪い癖。他人の手垢のついたのでもいい、ウルトラセブンじゃあるまいし、毎日「セブン、セブン」と念仏のように唱えていた。そしてバーゲンセールとさしてかわらん値段で中古のマランツ7復刻をなんとか購入。
このマランツ7については、無知な小生がごたくを並べる必要もないアンプであるが、フォノイコライザーの部分が特に自分の好みに合致し、DL103との組み合わせは高価なカートリッジが使えなくてもいいかなと思わせるものであった。惚れ込むと、これまた悪い癖で、Lintoを売却してしまう(後悔してます)。このマランツ7、いろいろなアンプと結婚させられました。故障もしました。改造もしてもらいました。いろいろありましたが、手放されることなく、現在はSA600と一緒にフォノイコライザーとして慎ましく生活しています(もちろんSA600のphonoも使ってます)。(つづく)